組織化に向けた事務局長の依頼信


岡本雄三先生

平成10年6月

滝沢茂男

拝啓
日頃より大変お世話になり誠にありがとうございます。
 リハビリテーション医学会に於きまして、お目にかかれましたこと本当にうれしく思いました。プロトタイプ以来ご利用いただいている先生は、岡本先生お一人ですので心から感謝申し上げます。また今回は、研究中の、器具を利用したタキザワ式リハビリにご興味をお持ちいただき、感激いたしております。ビデオを同封いたしましたのでご利用下さい。  

 さて、タキザワ式を行うに当たり、依頼箋の指示で行う理学療法の実施や記録についても、次の通り研究中の表、「新患評価チェック表、評価表、ベッドサイドプログラム、訓練室メニュー指示表、ADL経過記録」を用いております。患者データベースも作成しています。導入なさる場合には、これらリハカルテについても、福井先生とご相談いただけると、と考えています。  

 長岡のリハにおける症例は、症例集として、方法の記述を含めた書籍を出版してあります。こうした一連のこれまでの臨床研究に基づき、ご紹介申し上げたように、今後は基礎研究を進めていく事にしており、事務局長を務めさせていただいております。  

 先生の病院が、研究中の表の利用も含めて、タキザワ式を導入されることに決定されれば、この面の研究にも大きな影響を与えるものと思慮致します。影響の大きさから考えると、導入される場合には、今後の研究をご指導いただければ幸いと存じます。  
 先生のご友人で当会顧問の金井先生から手紙を言付かっておりますので、同封させていただきます。
なにとぞ今後とも宜しくお願い申し上げます。

敬具


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