第22回大会
2018年11月10-11日

岡山市

理事長挨拶 

     

慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科
教授 田中敏幸


第22回大会に向けて

2018年に開催される第22回大会は一般財団法人 操風会 岡山リハビリテーション病院リハビリテーション会長 森田能子氏を大会長に迎え、岡山ボランティア・NPO活動支援センター(ゆうあいセンター)で開催することとなりました。森田氏の専門はリハビリテーション医学であり、これまでに数多くの研究をされています。これまでの国際バイオフィリアリハビリテーション学会においても、多数の研究成果を発表されており、今年の大会長にふさわしい人物であると思われます。高齢化社会となった近年では、リハビリ科の医師、理学療法士、大学が一体となって、新しいリハビリのあり方を考えていくことが必要不可欠です。
リハビリの分野ではすでに、一人の患者に対して理学療法士が1対1で対応する現在のシステムに限界が生じています。今後の高齢化社会では、一人の理学療法士が複数の患者に対応する新しいリハビリシステムが必要になります。患者一人ひとりについて脳の損傷部位が異なり、異なるリハビリが必要となるので、それぞれの患者に対して利用する器具を変えていく必要があります。また、それらの器具をどのように用いることが一番効果的なリハビリなのかを考えることも必要です。新医療システムの提案・器具の開発・リハビリのシステム設計、これらを有機的に結びつけることによって、次世代のリハビリシステムが完成していくと考えています。これまでにバイオフィリアリハビリテーション学会において検討されてきたリハビリテーションシステムも、ランダム化比較試験(Randomized Control Test、RCT)による検証を行う時期になってきたように思います。検証の結果次第では、大きなイノベーションが起こることが予想されます。
研究発表と交流を通じて、第22回大会がリハビリの分野での新たな展開が起きる機会になれば幸いです。
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