第23回大会
2022年2月10-11日

横浜市

国際学会理事長挨拶 

     

滝沢茂男
国際バイオフィリアリハビリテーション学会理事長
文部科学省指定研究機関バイオフィリア研究所教授


第22回バイオフィリアリハビリテーション学会大会の開催に当たり、国際学会理事長として、国際学会から心からのお祝いを申し上げます。

本大会では多年創動運動の脳機能からの研究を行われた慶応大学田中教授の大会長講演があると聞きます。多くの人の今後のリハ実施に役立つものと期待しています。

今日世界は人口転換の時代を迎え、民主主義の基礎である「自由・平等・博愛」の概念だけでは人類の幸せを確立することが出来ない時代になっています。
我々の学会はリハビリ医学の「障害の受容」と「インペアメント」を死語にするべく研究事業を続けています。学会は年々充実し、昨年はWHOの参加があり、今年は4月にモルドバで2020国際学会を開催します。また9月にポーランドで研究会が開催できるよう準備を進めています。

2019年国際学会は岡山大学で「創動運動実施に関する国際標準化の準備」を主題に2019年6月開催され、ワークショップ「バイオフィリア」では、 「リハビリテーション医学の介入技術の多様化を目的とする、創動運動実施に関する国際標準化の準備」が併設されました。
またその他、2019年の特筆する事柄としてISPRM2019神戸大会において、「LONG Workshop: Super aged community: role for community based and primary rehabilitation care」が開催され、我々の多年の研究を世界に向け招待講演としてお示しすることができました。

この開催は、Prof. Alessandro Giustini, Ex President of Italian NeuroRehabilitation Societyのリーダーシップの下、Prof. Walter Frontera国際リハビリテーション医学会(ISPRM)理事長ご参加と講演を得て実施しました。

我々の中核的な活動は、人類の普遍の価値の創造に関連しています。
自由・平等・友愛(博愛)という普遍の価値は18世紀のフランス革命から生まれました。
この概念は、ナポレオンの勝利と共に広がり、敗北により定着し、倒されたことにより、自由・平等・友愛の概念は世界の規範となったと、私は考えています。
このことに感銘を受けていたことから、2014年スペイン大会開催時にナポレオンの勝利の南限であるリスボンを訪ね、2017年に同じく北限である有名なハンザ同盟の都市で、バルト海の真珠と呼ばれるラトビアのリガでワークショップを開催しました。
我々の提案が広く世界に受け入れられることを期待しての開催でした。

今日世界は人口転換の時代を迎え、自由・平等・友愛の概念だけでは人類の幸せを確立することが出来ない時代になっています。
我々の学会はリハビリ医学の「障害の受容」と「インペアメント」を死語にするべく研究事業を続けています。こうした活動が認められISPRMワークショップが開催できたことを、我々の多年の研究活動が実ったものと、心から喜んでいます。

こうした我々の活動が、起爆薬となり、「高齢者の増加が負の要因とならない社会・時代を確立する」こと、すなわち国際学会の英文トップページに示しているように「希望の革命」が出来ると確信しています。
しかしそのためには、リハ医学の改革が必要であり、「障害の受容」や「インペアメント」を死語にし、「障害の克服」を可能にしなければなりません。
この改革にはリハ医療において、介入手法を多様化し、一面では医療から社会技術へ転換できる部分を転換することも含まれています。
我々の進める手法実践を通じた経験の開示について、本年から研修会を充実することといたします。多くの人に役立つものです。

参加者にとり実り多い大会であると確信しています。皆様のご参加を祈念しています。