2022年に開催される第25回大会はバイオフィリア研究所の滝沢茂男教授を大会長として、オンラインにて開催することとなりました。
滝沢教授は簡易デバイスによるリハビリテーションシステム(滝沢メソッド)を提案し、そのシステムが理学療法士と患者が一対一で行っている現在のリハビリテーションシステムと同等以上の効果があることを示してきました。
リハビリの分野ではすでに、一人の患者に対して理学療法士が1対1で対応する現在のシステムに限界が生じています。
今後の高齢化社会では、一人の理学療法士が複数の患者に対応する新しいリハビリシステムが必要になります。患者一人ひとりについて脳の損傷部位が異なり、異なるリハビリが必要となるので、それぞれの患者に対して利用する器具を変えていく必要があります。また、それらの器具をどのように用いることが一番効果的なリハビリなのかを考えることも必要です。新医療システムの提案・器具の開発・リハビリのシステム設計、これらを有機的に結びつけることによって、次世代のリハビリシステムが完成していくと考えています。
これまでにバイオフィリアリハビリテーション学会が行ってきた活動はすでに世界でも認められ、13th ISPRM(International Society
of Physical and Rehabilitation Medicine World Congress)においては招待講演が行われました。
私たちはこれまで、滝沢メソッドをベースとしたプロジェクトとして活動してきましたが、今後さらに大きなイノベーションを起こすためには、学会の活動も含めて見直していく必要があり、いまがその時期であると考えます。
本大会では、これまでのバイオフィリアリハビリテーション学会の取り組みと、今後どのような活動によってイノベーションを起こそうとしているかを発表いたします。コロナ禍での大会ではありますが、研究発表と交流を通じて、第25回大会がリハビリの分野での新たな展開を起こす機会になれば幸いです。